【ミルフィーユホールド】36 WHISKEY’S 2017 ROUND THE FINAL 動画
怒涛の36 WHISKEY’S 2017 ROUND THE FINALを終えました。
VOCKとして決勝戦にてホールドを使用していただき大変光栄な大会になりました。
こちらミルフィーユホールドのプロモーションを兼ねた動画です。
セット直前の様子。
予選のランジ課題を試登するオーナーにPAX氏。
溜めて〜
飛んだ〜
なんか誰も彼も色々凄すぎて、僕はですね、3回くらい心をパキりかけたわけですが・・・誰よりもダントツに早く就寝するというカウンターをカマしてなんとか彼らとセットの仕事をご一緒させてもらいました。
セットの二日間はほんと勉強になりまくりな濃密日々でした。
そして、大会当日。全クラス決勝課題の壁はVOCKのミルフィーユホールドとジブスで彩られました。
決勝に進んだ選手たち。
紫テープ課題は僕の設定でした。
見てる方は汁手状態。手に汗握る登りを見せてもらいました。
集合写真。
札幌クライマーの皆様の優しさに触れ、またウィップスのいい意味での厳しさにも触れました。今後ますます精進していかなくては・・・というか精進したいというありがたい心持ちをいただきました。本当にみんなどうもありがとう!!
【36 WHISKEY'S 2017 ROUND THE FINAL】協賛賞品はコレだ!!
協賛企業に名を連ねさせていただいておりますVOCKです。
この度は大会商品としての協賛品としてこの2点をお出しします。
スカルホールドと鹿角ブラシだぜ。
ペンダントとかも考えたのだけどホールド屋として協賛品なのでホールドを。でも普通のホールドは貰っても設置出来ないのがほとんど。なのでオブジェにもなるホールド・・・あったじゃない!?
そう、スカルホールド!!
一応、回り止めの穴で登らないのであれば壁にネジ止めも出来ます。
それと未発売の鹿角ブラシ。今回新たに作りました。
もちろんリングは
カラビナが通ります。
未発売ってのも魅力かと。
何らかの賞品として利用頂く予定です。
ボルダリングウォールをトマムに作ります
やっと公表します!
【トマム地区子育て世代移住促進事業】の一環としてトマムにボルダリングウォールを作る計画にこの度VOCKが参加する事が決まりました。計画は決まっていたんだけど、VOCKが参加するのはプロポーサルがありまして決定はしていなかったのです。
※プロポーサル:主に業務の委託先や建築物の設計者を選定する際に、複数の者に目的物に対する企画を提案してもらい、その中から優れた提案を行った者を選定すること。「 プロポーザル(proposal)」は「企画、提案」の意味
慣れない書類作り、プレゼンテーションと頑張ったのでした。村のおんちゃんと二人で壁作りをします。
して【トマム地区子育て世代移住促進事業】とは・・・役所的な文言としては『トマム地区における人口減少対策として、リゾート関係者を上トマム地区に誘導するためのきっかけ作りとして、クライミング体験を実施するため、クライミングウォールを設置する』事業です。
知らない人のために解説させていただきます。
北海道のトマムとは(画像はネットより適当に拾っています)
この、真ん中ちょっと下に在ります。
トマムとは地区名で、所在は占冠村です。しかし、北海道ではトマムという名の方が通っているかもしれません。なぜなら星野リゾートが運営するトマムリゾートが有名なのです。
こんなとこです。
僕の家の近辺からもこのタワーが見えます。夜な夜なリゾートの方を見て、窓明かりから「今日もたくさん人が泊まっているなぁ」と感心しながら暮らしているのです。
気分的にはタワーが城で城下町感覚でトマム地区に暮らしている感じです。
トマム地区に暮らしている人はほとんどトマムリゾート関連の仕事に従事しています。僕のように仕事をしている人は非常に稀で、初対面でもトマムリゾートの従業員であるケースが多いので、「で、どこの部署ですか?」と聞かれたりします。
このようにトマム地区にはトマムリゾートを見上げるようには約300名の住民が住んでいます。(なのでこの地区では人口より宿泊客数のほうが圧倒的に多数である場合が多い)
となると、相当数子育て世代がいるような感じがすると思いますが、現在小学生は3名しかいません。6学年で3名だよ。
ここ数年で商店とガソリンスタンドが閉鎖しました。リゾートの売店以外で一番近いお店が21キロ先のコンビニ。車で30分弱です。
来る人にはリゾート地でも住む人には僻地なのです。
僕は僻地好きなので全然いいのだけど、一般的な子育て世代は生活の利便性と教育方針から帯広方面へ流出。気づけばここ何年かで子供が随分といなくなってしまったのです。
そこでなんとかトマムに暮らすことメリットを感じてもらえるような『何か』を模索した時、北海道のクライミング文化の重要拠点である赤岩青巌峡を有する事を地域の特性と捉え、住民にもクライミング文化に気軽に触れてもらい、地域の特性とのマッチングの足がかりにしたいところです。
また、リゾート関係者はウィンタースポーツを目当てに来ている人も多いようで、春夏秋は意外と時間を持て余しているとの情報ともマッチします。リゾート関係者と地区の融合接点としてボルダリングウォールが有効に働くのではないか、と考えられます。
『内的の流動を促し、外的アピールも繋げ、新たなる住民を呼び込む総合的な力の一端を担うのだ~』という感じでしょうか。と、僕が解釈しているわけです。村の解釈と完全に一致しているか分かんないですけど。
兎にも角にも、来月の後半にはトマム支所内体育館に横4.8メートル×高さ3.5メートル傾斜120°の壁が出来ます。ホールドは全部VOCK製です。
場所はここ
トマム支所です。トマムの中心地であり、役場、図書室、郵便局、その他を備えた施設となっております。正面玄関奥に体育館の様なスペースがありその一角がボルダリングウォールになります。
利用方法など、今後決まっていくことと思いますが、とりあえずは7月31日のトマム地区夏祭りで住民へのお披露目となります。
完成は来月21日。
あわわわ、だぜ。
【社会科見学】情熱キッズ
家族社会科見学ツアーがVOCK工房にやって来ました。
学校では工場などに社会科見学に行くけど、家族は工房に社会科見学にいくのだな。
写真のグリーンのニット帽の子がクライミング教室の生徒です。
彼のクライミングへの情熱はクライミング教室を飛び出し、自宅にクライミングウォールを作るに至りました。勢いは止まらず、お父さんと一緒にクライミングホールドを自作するに至ります。
そしてホールドを作ってみて難しかった事や分からなかった点を僕に聞きに来るので(最初から聞かないのが偉い)、百聞は一見しかずと「冬休み中に工房に見学に来てみたら」と言ったらほんとに来てくれたのでした。
さらなる創意工夫で自分ホールドが増えそうだね。
ついでに、作家業に興味を持ってくれたら尚嬉しですね。
※工房見学は基本的にNGです。なぜなら・・・知り合いならいいけど、知らない人が来る時は礼儀としてそれなりに大掃除しなきゃいけないのが大変だからです!あしからず。
【総括】さらば2016
さらば、2016年。
皆様、今年もお世話になりました。
今年は最大の出来事はクライミングジム十勝のセッターを勤めさせていただいた事でしょう。お陰様で良い経験を多数させて頂き非常に充実感のある一年間でした。
インドアでもたくさん登ったので改めてホールドの勉強にもなりました。
そのホールドもたくさん作ったし、アクセサリーも作ったなぁ~。他に表札や看板などもやった。ヘンプロープ編みワークショップもあった。クライミング教室は新一年生の子供が4人も入って忙しかったっす。
あれやこれや、あれやこれや・・・と駆け抜けた年でした。
個人的には子育て。愛でて愛でて・・・愛でています。
仕事納め後には子供のおもちゃを作りました。
この謎のおもちゃは
丸玉磁石が入っていて
ガッツンガッツンくっつけたり離したりして遊ぶのです。息子の反応が思った以上で、大ヒットでした。
子供と毎食一緒にご飯を食べられて、毎日一緒にお風呂に入っています。改めてとても贅沢な職につけたと思った年です。感謝でしかない。
皆様、今年も本当にどうもありがとうございました。
【雪眼鏡】フォーチュンベーグル
課題設定も終わり、工房にこもりたいところなのだが、なにぶん身体がギシギシしていてイカンです。
そういう時に無理してでも働くと怪我するのが関の山。むしろ元気だとやる気のしない事務的な仕事をしつつ昼寝などを嗜んでいます。
今日は、友達のベーグル屋さんに行きました。
南富良野町のフォーチュンベーグルです。
こちら、パンコーナー。
その左奥をズームすると
雪眼鏡を置いて貰いに行きました。
以前アクセサリーを置いてもらっていた時もあるのだけど、もう少し手軽で面白い雪眼鏡を置いてもらいました。
僕の住むトマムではもう朝方の気温が10度とかになりました。おちおちしておいると10月には雪が降ったりするわけです。もう気持ちは冬に向かいつつありやす。
ピザパンベーグルがすごい好き。いつも温めてもらって食べてます。オススメ。
【VOCK出張所】クライミングジム内にVOCKショップが開店 7月16日~
イベント、セッターなどで呼んで頂き大変お世話になっているクライミングジム十勝さんの一角に来週より商品を置いて頂けることになりました。クライミングホールドペンダントを中心にTシャツなどを置かせてもらいます。
16日・17日と僕も行きまーす。
そこで、せっかくなのでヘンプロープ編みのワークショップを開催します。
サンプルはこんな感じです。
手首用も足首用も編む長さ次第なのでお好きな方を作れます。
付け外し用ホックはプレゼントしますが、付け外ししないタイプの人は縛っちゃってもいいです。
編み方は僕が個人的に一番クライミングロープっぽいと思っている編み方。
ホックの受けであるループの作り方が習わないとなかなか理解できない小難しさがあり、知りたい人はチャンスっすな。
書いてなけどドリップコーヒー付きだぜ。これで500円と、ほとんど友達価格!!
自分用でも良し、プレゼントにも良し、何ならペットの猫ちゃん用だって良いんだぜ。
クライミングの合間に、コーヒータイムのおまけ程度の気持ちでいらっしゃいまし。
16日以降は常設となります。
賀正 糸かけ曼荼羅の作り方
あけましておめでとうございます。親馬鹿でございます。
お正月休み、いかがお過ごしでしょうか。僕は育児を楽しみつつ、映画を沢山観て、本を沢山読んでいます。目が、目が・・・状態です。目を殺して欲求を満たしています。お風呂で眼球体操をしてごまかしているので大丈夫だと思う。
そんなお正月休み、折角だから糸かけ曼荼羅の作り方を伝授します。良かったらやってみてください。
↑こいつを好きな大きさでプリントアウトして下さい。専務ちゃん作の曼荼羅ベースです。
今回は直径28センチに挑戦します。
適当な板に紙を貼って、円の交差点に64本釘を打ちます。(画像は撮影を忘れていたのを思い出して撮ったので釘が打ち終わって、剥がし作業の途中)釘はなるべく垂直に。今回は真鍮釘を使用。
紙を剥がし終えたとこ。
それからマスキングテープを貼って釘に番号を振ります。ちなみにマスキングテープじゃなくて紙の内円を切り取ってから状態で紙に番号を振ってもいいよ。内円を切るのは後で外せなくなるから。
番号はご覧のとおり二周目90番くらいまで書いたほうが良いです。
ここから素数31・29・23・19・17・13・11・9・31の順番で糸を掛けていきます。
どういうことかというと
これが31をかけた状態。
僕の場合は始発が64なので64に糸を結ぶ。そしたら31に糸を回す。次は62→93(29)→60→91(27)→58→89・・・という感じで素数31の足し算を繰り返しながら糸を回していきます。
31はすぐに法則性が見つかるので、法則がわかったら足し算は不要。ただただ法則に従って糸を掛けます。
これは次の29を掛けたとこ。
これも同様に64→29→58→87(23)→52→81(17)→46・・・・と進みます
これは31・29・23ときて19をかけ終わったとこ。確か19・17あたりが法則性がわかりづらくて苦しむとこ。でも法則性がわからなければ足し算を繰り返せばいいので大丈夫。
あとの13・11・9はめちゃくちゃ法則性が分かりやすいので簡単。最後の31は最初にやったのと同じ。
で、こんな感じに出来上がります。
足し算が出来て根気があれば誰でも出来るこの幾何学模様。だんだん育っていく様が楽しいよ。
実は糸かけ曼荼羅を作ってみたいという人を招いて教えてあげながらこの度は作りました。
他の人のは直径18センチ、細糸です。
左のはトマムのタイマッサージ師の友人の作品。真ん中が専務ちゃん。右が何度もこんがらがってヒーヒー言いながら作った友人作。
制作にはおよそ半日かかりますよ~。作ったら曼荼羅パワーで良い年に拍車がかかるよ。たぶんね。
どうぞお楽しみあれ。